沿革・概要

・沿革

前身と成立:明治15年(1882)、旧藩士有志により村上鮭産育養所(保存育英会の前身)設立。関連年譜は市教委パンフに記載。

戦後の維持管理:戦後、財源確保のため東面でスギ植林が行われ、育英事業費を木材売却収入に依存した時期があった(のちに計画的な植生・景観管理へ移行)。

今日の位置づけ:国史跡化後は行政主導の保存・整備体制が整い、保存育英会は連携団体として周知・観光受入等の実務でも関与(連絡先として案内所機能を担う)。

1. 前史(明治期)

明治15年(1882)旧藩士有志により、**「村上鮭産育養所」**が設立。

→ これが現在の育英会の前身とされ、当初は地域振興と教育・育英を目的として活動。

2. 戦後復興期(昭和20〜30年代)

昭和32年(1957年)2月29日「村上城跡」が 新潟県指定史跡 に指定され、所管者として「財団法人村上城跡保存育英会」が明記。

→ この時点で、育英会は城跡保存の実務団体として公式に位置づけられる。

戦後の財源確保策として、城跡東面にスギ植林を行い、木材売却収入を育英事業や保存活動の資金に充当した時期があった。

3. 国史跡指定以降(平成期)

平成5年(1993年)6月8日「村上城跡」が国史跡に指定。

→ 管理主体は行政(村上市)に移行するが、保存育英会は地域連携・広報・観光案内的役割を継続。

平成9年度村上市により「史跡村上城跡整備基本計画」が策定され、育英会は協力団体として関与。

4. 現代(平成後期〜令和期)

平成23年(2011年)3月30日村上市が正式に管理団体となる。

→ 保存育英会は「城跡の所有者・保存団体」として位置づけられ、問い合わせ窓口や広報活動を担う。

令和2年(2020年)以降村上市が「史跡村上城跡保存活用計画」を策定。育英会は協働主体として市民や研究者との連携に参画。

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