趣意書

村上城跡は、戦国期から江戸期にかけて栄え、今日に至るまで村上の歴史と文化を伝えるかけがえのない存在です。現在も石垣や登城道、虎口などの遺構が良好に残り、平成5年には国史跡に指定されました。中世と近世の遺構が共存するその価値は、全国的にも高く評価されています。

村上城跡は、城跡の多くが当会をはじめとする個人の私有地であるという、全国でも珍しい特徴を持っています。当会は、この貴重な史跡を市民や観光で訪れる皆さまの憩いの場として開放するという方針のもと、関係機関と連携しながら、安心して散策していただける環境の維持に努めてきました。

登山道の整備や草刈り、倒木への対応などの維持管理については、近年は行政の協力も得ながら行われていますが、城跡を先人から受け継ぎ、地域に開かれた史跡として次代へつないでいくという考え方は、当会の活動の根底に置かれてきました。

しかし近年は、物価高騰等の影響により、城跡を将来にわたって維持していくための負担が、無視できない課題となっています。

私たちの願いは、この貴重な歴史遺産を子や孫、未来の世代へ良い形で受け継ぎ、後世に伝えることです。そのためには、多くの方々のご理解と温かいご支援が欠かせません。どうか趣旨にご賛同いただき、村上城跡を未来へと受け継ぐための活動にお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

一般財団法人 村上城跡保存育英会

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